1on1練習メニューVol.1(エルボー編)
現状、まったく新しくミニバスのコーチを引き受ける予定はないのだが、ふと練習メニューが頭をよぎることがある(笑)
で、今回は、初めての1on1は、どういう順番で教えるのが良いのか?
っていうのが、頭に浮かんで、そのままメニュー作りの案がいくつか思いついたので、纏めてみる。
前提として、この記事を投稿時点での「ミニバスの指導方法を考える」での方針に則って作成している。
この時点では、スクリーンアウトは教えていないし、教えないが使ってもよい。
エルボーくらいの距離からシュートが届く選手が対象。
オフェンスは、全てエルボーからスタートする(総合練習以外は、右サイド、左サイドどちらも行う)。
オフェンス練習:アタック・ザ・アップ・フット(前足=背中側を攻める)
オフェンスがボールを持つ。
ディフェンスは、オフェンスから1~2歩下がった位置でスクエアスタンスから始める。
ディフェンスが片足を前に出す。
その瞬間に、オフェンスはディフェンスの背中側にドライブで抜いてレイアップ。
初めはディフェンスの出す足を右か左かどちらか固定して反復。
ディフェンスは、抜かせてあげる約束練習。
慣れてきたら(3~5回くらい?)、ディフェンスが自由に選択して出す。
オフェンスがディフェンスの背中側を抜かなければその時点で終了。オフェンス練習:常に3方向に攻められることを意識する
ディフェンスのスタンスがスクエアだった場合の攻め方練習。
これは、前にここでも紹介したHoop Dreamsの動画で見たまんま。(最下部の動画)
ただし、抜いてからのシュートは、レイアップを基本とする。
ボールはオフェンスが持っている。
ディフェンスは、ワンアームくらいの距離でスクエアスタンス。
オフェンスは、シュート(上)とドライブ(左、右)の3方向を駆使して攻める。
シュートやピボットのフェイクを2回以上使って、ディフェンスとの駆け引きを楽しむ、知る練習。
シュートを1本打ったら、入っても落ちても終了。
バイオレーション、ファールしても終了しない。オフェンス練習:ミートで抜く
ボールはディフェンスがエンドラインで持っている。
エルボーにいるオフェンスにパスして、すぐにダッシュでワンアームまで詰める。
オフェンスは、ミートした瞬間に、1で覚えた方向にディフェンスを抜きにいく。
ディフェンスにドライブをさせてもらえなかったら、2と同様に攻める。
シュートを1本打ったら、入っても落ちても終了。
もしくはオフェンスがバイオレーション、ファールしたら終了。
ディフェンスのファールはやり直すが、多少の接触は流す。ディフェンス練習:クローズアウト
基本的には、3と同じ。
違うのはディフェンスの詰め方。
最初のダッシュは同じで、オフェンスに近づいたときにクローズアウト(足幅は広く、歩幅を狭くバタバタバタという感じでスクエアスタンスを保つ)で、ワンアームまで詰める。
オフェンスはフリーで、1~3を使う。
終了ルールは、3と同じ。ディフェンス練習:ゴールに近づけさせない
基本的には4と同じ。
違うのは、ディフェンスの方向付け。
ペイントエリアにオフェンスを入れさせない。
例えば、右のエルボーからであれば、左に縦に動かれるのはNGで横に動かれるのはOKなどのように、オフェンスの最初の挙動で、オフェンスの攻めるコースを限定する(ミドルゾーンへ入れさせない)ことを意識して空間を詰め、入ってこようとするドライブには、しっかりとコースの正面に移動して、ボディコンタント(手で押さえない)でインラインを守る。
オフェンスの両足がペイントエリアに入ったら、シュートが入らなくてもディフェンスの負け。
その他の終了ルールは3と同じ。総合練習:ポイント制リーグ戦
基本的には、5と同じだが、シュートが入るか、ディフェンスがボールを取るか、ファールやバイオレーションでプレーが止まるまで続ける。
始めるサイドは、オフェンスの自由。
シュートはリングに当たらなければ無効。
最初は、だいたいの技量や体格、学年等を考慮してグループ分け。
グループ内で総当り戦で総得点を競う。
同じくらいの技量が数グループある場合は、平均点(総得点÷対戦数)で、複数グループを統一して順位決定。
グループ内下位とその下位グループの上位を入替えて繰り返していく。
ポイントの付け方は、以下の通り。
【オフェンスのポイント】
レイアップで得点=3点
それ以外のペイントエリアの得点=2点
ペイントエリア外の得点=1点
シュート前に終了=-1点
1本もシュート打たずに終了=-2点
【ディフェンスのポイント】
1本目のシュート前に終了=3点
1本目でリバウンドキャッチ=2点
2本目のシュート前に終了=1点
ドライブでペイントエリアに入られた=-1点
3本以上オフェンスリバウンドされた=-1点
ファール=-1点
完全に抜かれた(オフェンスの後ろでシュートを見た)=-2点
ディフェンスのポイントは、シュートを打たれるのは問題ないが、楽にリングの近くでシュートを打たせないこととセカンドチャンスを与えたくないことを重視して考えてみた。
このポイントの付け方、特にディフェンスの方は複雑すぎるような気もするので、集計や判断が難しい場合は、どれかを省略するとか、オフェンスの得点だけにするかも。
この辺は、配点に関しても実際にやってみてからの調整が必要な気がする。
一応、想定しているのは、1~3のオフェンス練習を1日で教えて、1~2週間続ける。
4~5のディフェンス練習を1日で教えて、1~2週間続ける。
そのあと、また1~2週間リーグ戦を繰り返す感じ。
でも、俺がイメージしているそれぞれの過程の練習の成果や、最後の総合練習を繰り返せるようになるまで、これじゃ足りないかもな^^;
総合練習までくれば、次は、ウイングからの1on1を並行して教えたいと妄想している(笑)
ということで、ある程度考えが纏まったら、次回はウイング編をアップ予定w
2016.10.05 修正(『ワンアーム』を『ワンハンド』って書いてた。。。恥ずかしい><)
0コメント