(3)オフェンスの何から教えるのか?

 これは、大抵の人がシュートと答えるが、俺は、ハンドリング、ドリブル、パス、シュートの基礎メニューを均等に教えたい。

たとえば、毎日ハンドリング+月曜はドリブル、火曜はシュート、水曜はパス、木曜はドリブル、金曜はシュートと順番に変えたり、もしくは1週間同じメニューをする週ごとのメニュー変更など。
もしくは、それぞれのメニューを子供たちが理解できたら、5~10分単位のサーキットトレーニングにしてもいいと思う。

チームの活動状況に大きく影響を受けるが、年間を通して、これらオフェンスの基礎練を行う必要を感じている。

なぜなら、バスケの経験がある程度積み重なった高学年でも、やって悪いわけがない。

ましてや、その高学年が卒業したあとの世代が高学年からハンドリングなど基礎練を初めても実戦に通用するようにはならないから。

これを選手の自主練に任せると、世代ごとの格差が非常に大きくなってしまう。

なぜなら基礎練は飽きやすいから。

ある程度基礎が身につけば、自分で上達を実感しやすいし、やる気を継続しやすくなると思われる。そこまでくれば、ほっといても子供たちは自主的に新しいスキルに挑戦していく傾向が強い。

最初の入り方を間違うと、子供たちに苦手意識を植え付けたり、変なクセをつけてしまったり、のちのちの弊害になりやすいので、個々に応じた丁寧なアドバイスを、何度も繰り返すことが大切である。

これを飛ばして、応用技術を教えても時間の無駄である。

例えばシュートフォームが固まっていない子供に、ステップバックや全力ダッシュからのストップ&ジャンパーなどを教えてしまい、結局、修得しかけたフォームを崩してしまったのを何度も見てきた。

と、いうわけで、まず基礎メニューをするというのに、反論はほとんどないと思う。

しかし、なぜ均等に行おうと考えるかというと、実際にゲームをしたとき、シュートだけ練習していても、ボールを運べなければ意味がないし、ボールを運べてもシュートが決まらなければ、意味がないから。どちらかだけを優先しても、それがある程度の成果が認められるまで時間が掛かりすぎるしね。

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