B.LEAGUE2016年度クラブ決算公表から思ったこと

オープンな運営を目指すB.LEAGUE。
その一端である各クラブの決算が公表されました。

ただ、決算月がクラブによって異なっていることや、初年度ってこともあって、クラブの決算期間が1年に満たなかったり、元NBLのチームの中には、入場料収入が計上されていないところもあって、実質的に1シーズン計上されていないとのこと。

そういう前提のもと、数字を少し読んでみた。
(注:会計や経営の資格を持っていないシロートなので、ただの印象の話ですw)

まず、営業収入で目立ったのが、【スポンサー収入】1位の大阪エヴェッサ。
ゲームプログラムのスポンサー広告の量や、ホームゲームでのスポンサーの紹介の時間の長さから、数が多いことは認知してたけど、額でもリーグトップとは驚き!
ただ、大阪Eの【ユース・スクール関連収入】が0千円ってのが、腑に落ちない。。。
実際、ユースも活動しているし、スクールも知らない間にすごく多い
なんでこれで千円に満たないなんてありえないでしょ?
と思って、よくよく見たら、スクールとクラブが別会社っぽいですね。
クラブの運営会社の名称は、ヒューマンプランニング株式会社。
スクール運営は、一般社団法人大阪エヴェッサスポーツクラブ。
だから決算が別なんでしょうね。

あと、驚いたのが【物販収入】
1位の栃木ブレックスが1億突破しているのに対して、最下位の川崎ブレイブサンダースは30万強。
これが「会計処理の方法が異なる」っていう注釈の影響なんでしょうけど、開きすぎてて意味がない気が。。。
次年度は、統一して比較しやすくしてもらいたいもんです。
そうすることによって、物販が弱いところが強いところの良いところを勉強してもらいたいので。
特に大阪Eの物販で、服とかが微妙なんですよね。
普段に来て出歩きにくいようなデザインが多すぎる。
正直、オレ的には、「会場をで染めろ!!」に変えて欲しいんやけど^^;;;;
横浜ビー・コルセアーズブースターの芸人(鬼ヶ島の和田)さんが、スポナビライブの無料番組で以前自慢してたけど、確かに横浜BCの服とかは、どこでも着て出かけれるオシャレ感があるもん。
ま、オレにオシャレセンスなんてものは元々無いんやけどね^^;;;

そして、一番重要と思うのは、やっぱ【入場料収入】
トップは、やっぱ観客動員1位の千葉ジェッツ。
最下位は、シーホース三河。
なんやけど、一部の旧NBL勢は前述したとおり1シーズン分計上されていないので、除外。
17位の川崎BTも同様。
ってことは16位になってる京都ハンナリーズが暫定最下位ですかね。
京都Hは、観客動員数でも最下位なんで、おそらくそうなんでしょう。。。

ただ、観客数で収入を割った【入場料単価】では、1位が栃木Bなんですよね!
(注:観客数はこちらのサイトの集計を利用させてもらいました。)
2位が琉球ゴールデンキングスで、3位がアルバルク東京なんやけど、ここは除外して、次にくるのがやっと千葉Jって感じなんです。
そう思うと、千葉Jは、安い席が多く売れたのか、はたまた無料招待が多かったのか。。。ってことになりますよね。
ちなみに、最低入場料より単価が明らかに低いところが数クラブあります。
新潟アルビレックスBB、京都H、大阪Eです。
こういうところは、明らかに無料や割引券を乱発していると思われますね。
大阪Eなんかはスポンサー招待が効いている気もしますが。。。
他にもS三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、川崎BTなんかも低すぎるけど、前述の理由で除外。

やっぱこういう比較をするには、決算月も全クラブがシーズン終了の6月で統一してもらいたいもんですね。。。
わかりにくくて仕方がない。

そして、支出(営業費用)で気になるのは、当然【人件費】でしょう!
選手、コーチ、スタッフなどの費用がすべて含まれているとは思うけど、当然選手のサラリーに直結している部分のはず。
1位は千葉J、2位は僅差で栃木B、3位にA東京で4位S三河までが3億超え。
最下位の新潟ABは、なんと1億に満たなかったんですね。
B2の西宮ストークス、広島ドラゴンフライズ、島根スサノオマジックは1億超えてたんですが。。。
ちなみに、この3チームがB2の戦績もトップ3なのは偶然ではないでしょう。
この辺が、佐藤公威が島根SMに移った理由の一つなのかもしれないね・・・と勘ぐってみたり。
けど、新潟ABの成績は中位をキープしてたんで、少ないサラリーでも良い選手が揃っていたってことですよね?
一部の選手が高額で、他の選手にそのしわ寄せがきてなかったことを願いますが。。。
ちなみにチャンピオンシップに出場した8チームで2億に満たなかったのは、三遠ネオフェニックスとサンロッカーズ渋谷。
残留できなかった秋田ノーザンハピネッツは、そのSR渋谷より人件費が高かったようです。
この辺は、ブースター的には納得できないかも。。。と思ったりもしますが、どうなんでしょうね^^;

それから、試合演出に関わりがあるのは、【試合関連経費】ってとこなんでしょうが、ド派手な大阪Eが、意外と少ないんですよね。。。
これは、ホームアリーナを複数年契約で借りきっているのが大きいんでしょうか。
他のクラブがどのくらい場所代(座席設営を含む)を掛けているのかわかりませんが、大阪の場合は、場所代より音響設備・演出にその分を回せたってことやと思います。
で、少ない方を見てみると、栃木Bが16位なんですよ!!
これって、安い会場で、高い入場料ってことでしょ???
それでも観客数が多いってことは、それだけ、メインコンテンツであるゲーム内容が充実しているってことなのかもしれませんねwww

あと、気になるのが、チアの皆さんの経費はどこに計上されてるのか!?(笑)
試合関連経費って気もするし、トップチーム人件費なのか、運営経費なのか?
できれば、ここにももっと資金を投入してもらいたいもんです!!
Twitterの#Bチアは、毎週アツいっす!!
特にオレお気に入りのライジングゼファーフクオカのKANAさんが、写真集を出す予定があるとかで、なんだか勝手に嬉しがってますw
たぶん買えないけど^^;;;
他にも島根SMのNOAちゃんとかも出して欲しいもんですwww


おっと、ついつい決算から話題が逸れてしまったので、元に戻して、最後に利益についてみてみたい。

財務の基本的な知識として、調べてみると・・・・

営業利益:会社が本業で稼いだ利益
経常利益:営業利益に、株式売買の損益や配当金、預貯金の利子なども加えた利益
純利益:経常利益に、法人税などを計上した利益

ということらしいですw

最初に気になるのは、やっぱ損失が出ているクラブですよね。。。
A東京は3つの利益算出ですべて損失。
ただ、何度も言うように、A東京の場合は、今季に関しては除外したほうが良さそう。
新潟ABも3つとも赤字決算。。。
これは非常に不味いよね。。。
そして、京都Hも赤字ではないにしても、純利益が1,000円やからね^^;;;
ないのと一緒^^;
他にも純利益が100万に届いていないのが、横浜BCとSR渋谷。
この4チームは、現状すでに何か変わっていないと、素人目から見ても、経営の安定性に欠けるよね。
すでにリーグから指導が入っているとは思うけど、心配です。。。
単年度では、黒字になっているものの、資本でいえば、レバンガ北海道の負債が大きいし、滋賀LSも危ない。。。
まあ、滋賀LSに関しては、2年目も同等の利益を上げれれば、資本としても黒字に変われそうやけどね。
L北海道は、同等の利益を出しても、まだ7年以上かけないと黒字に転じない負債額。
これは、なかなかシビアですねぇ・゚・(。>д<。)・゚・

B2に関して言えば、半数以上が【営業収入】が2億に届かないわけで、観客動員数を向上させないとスポンサーも見つけにくく、悪循環に入ってしまいかねないですよね。。。
安かろう悪かろうの経営に陥らないことを願います。。。


なんて、外野で素人のオレが何を言ってんだか・・・って感じやけど、オレが言いたいのは、今あるチームがずっとこの先何十年もオレの生活を豊かにすべく、楽しいバスケを観続けさせてもらいたい!!ってことですwww

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