2019FIBA W杯アジア1次予選 vs.オーストラリア(Away)

やっぱ強かったですねぇ。。。

4thQ途中まで、もしかしたら・・・と期待してたんですが、だめでした。

現時点での実力です。
仕方なし!!

スタッツを見れば、リバウンドが完全に負けているのは明白ですよね。

オーストラリアが、48本(内オフェンス17本)に対し、
日本は、21本(内オフェンス4本)。
倍以上取られてて、日本のディフェンスリバウンドとオーストラリアオフェンスリバウンドが同数なんやから、オーストラリアのシュートミスの半分を拾われたわけです。

なので、オーストラリアのセカンドチャンスポイントが16Ptsもあるわけですよ^^;
加えて、相手のターンオーバーからのポイントが12Pts。
ま、これに関して言えば、日本も15Ptsとってますけどね。

馬場の独走からのダンクよかったなぁwww

そして、他に気になるといえば、アシスト。
オーストラリアが21本で、日本は8本。
どれだけ、オーストラリアがボールが動いてて、日本が動いていないかがわかりますよね。
ホンマに単純な合わせで簡単にゴール下で得点されてたもんなぁ。。。

ああいうとこを直さないと、世界とは戦えないですよね。

逆に、日本が、なぜああも攻めにくかったのかも改善しないといけないわけです。

4thQがたったの8Ptsですからね。
どうやったって、接戦してても負けます。
ちなみに2ndQも9Pts^^;

このオフェンス崩壊の原因を考えると、ふと思い出したことがあるんです。
オレの経験談なので、代表チームに当てはまらないとは思うけど、一応、参考までに披露します。

それは、オレの中学時代の話です。
ウチの中学のバスケ部は、2年上の先輩時代にはブロックでそこそこ強く、1年上もビッグマンとシューターがいたので、それなりの強さ(当時3Ptsがあれば、もっと上に行ってたと思う)でしたが、オレの代は背が小さく、部員も少なかったので、弱小でした。
なんせ、ポイントガード(PG)のオレとチーム最高身長のセンター(C)と2~3cmくらいしか違わなくて、大きいチームやと、一番小さいスタメンでもウチのCより大きかったですから(笑)

けど、この体格差って、今回の日本とオーストラリアとよく似てると思うんです。
で、経験談に戻りますが、ウチのチームは、基本的に速攻とパッシングゲーム主体のオフェンスでした。
といっても、低~いレベルのパッシングでしたけどね^^;
けど、そのレベルの低さは相手のディフェンスも代表レベルからすれば低いわけで、そこは考えないでおきましょうw
ま、そういう体格差もあって、大きいチームと当たると、当然のことながら、ウチのチームはボロ負けです。
その原因は、リバウンドがとれないことと、ターンオーバーの多さでした。
今回、日本のターンオーバーは12本と多いわけではなかったですが、これは、オレの中学時代と違って、個人技の高さでシュートまで行けてたわけですよ。
しかし、そのほとんどがタフショットでFG%は38.2%と散々たるものです。
しかもリバウンドも取れないわけですから、結局はオレの中学のときと似たようなもんですわ。

で、本題のオフェンス崩壊の原因なんですが・・・
要は、相手が大きいと視界がすごく狭くなるんです。
普段、見えていたはずの味方やボールが見えなくなるんです。
なので、合わせのキッカケとなる動きを見逃したり、最悪な場合、どこにボールが有るか分からなくなることが多くなります。
こうなると、オフボールの足が止まります。
すると、顧問がタイムアウトを取って、ナンバープレーをするように指示が入りますわな。
で、素直な中学生は、張り切ってナンバープレーを試みますが、自分が走りこみたいコースに、いつもの練習やそれほどミスマッチでない相手のときにはない腕や背中があるんです。
そうすると、パスを受けたいポジションに入れないし、レシーブの態勢になるのもいつもより遅くなります。
となると、パサーもいつものタイミングでパスが出せず、ディフェンスにプレッシャーを掛けられるので、いつもと違うプレーを選択せざるを得ず、セカンドオプションに切り替えようしますが、そのオプションの味方も同じように、いつものプレーをさせてもらえないわけです。
そうこうするうちに、ボールマンがスチールされたり、無理やりパスを入れてミスしたり・・・という悪循環が続き、足が止まり、ボールが動かないオフェンスが出来上がるわけです^^;;;;

で、なぜ、個人的なスキルや戦術もその理解度も、昔の中学生とは比べ物にならないほど高い代表選手たちも同じようになったのか?
それは、今までのキャリアや普段のB.LEAGUEでの試合で、そんなミスマッチを体験したことが少ないからやと思うんです。
特に顕著やったのが、#11宇都。
彼は、191cmという日本の中では、かなり大きいPGですよね。
PGじゃなくても、日本でなら、どのポジションでも大きい方です。
しかし宇都は、確か、アンダーカテゴリーでも代表経験がなかったと思います。
なので、自分と同じくらい、もしくは大きい選手にマッチアップされて、しかも自分のスピードに対応された経験がほとんどなかったと思います。
完全なオレの想像ですけど^^;
なので、いつもならシュートに持っていくようなシチュエーションでパスを選択したり、シュートに行こうとしても自分のタイミングで踏み切れなかった・・・っていう風に見えました。
同じように普段ミスマッチをあまり経験していない#51古川や#24田中も同じような状況に陥ったように思ったんですよね。
もちろん、この2人は故障の影響もあったと思いますけどね。


その点、#6比江島は、代表経験(ここでいう経験は、国際大会のプレータイム)が豊富で、プレースタイル的に、ドライブしてからビッグマンに対応する術を持っていたし、タフショットが普段から多いってのもあったでしょう。
ただ、これも、日本の足を止めてしまった要因のようにも思ってます。
#2富樫にも言えることやけど、アメリカの経験や、常にミスマッチでプレーしてきた彼は、キープ力が凄まじいがゆえに、パスが出せなくてもボールを奪われることなくキープし続け、シュートまで持っていきます。
すると、オフボールマンは、ボールウォッチャーへ変わっていくんです。
普段、周りがスペーシングに気を配ってくれていて、自信が点を取るスタイルの選手ほど、そうなります。

つまり、今回の代表は、点を取る個人技術が高い選手が多すぎたんやとオレは思ったんですよね。

一部では、シーホース三河の金丸をなぜ呼ばなかったのか!的な意見がありますが、オレ的には金丸がいても結果はさほど変わらなかったと思うんです。

この2戦で躍動したのは、ズバリ#7篠山じゃないですか?
彼も得点力がありますが、基本はPGで、パスの供給者です。
なので、自分の足を止めることをしませんでした。
自分のサイドで#35ブラウンや#6比江島がボールを持ったら、率先してスペースを空けるべく逆サイドに流れていってましたし、ライン際で味方が追い詰められそうになったときには、ハンドオフでボールを貰いに駆けつけてました。

そこらへんが、同じPGでも宇都と違ったところですよね。
もちろん、昔から自分より大きい相手とやりあってきた経験もありますしね。
知ってるんですよ、相手が大きいときは、常に動いて、ズレを作っておかないとダメなことを。
そして、富樫との違いは、球離れでしょうね。
パスアンドランをすることで、スペーシングを自らがクリエイトしていた(この表現が正しいのかわからんが^^;)ので、相手のディフェンスにも動きがでて、レシーバーがディフェンスのスキをつく機会が生まれたってことですよ。
なので、オレとしては、動けずリバウンドにも絡めず、シュートも打たないシューティングガード(SG)やスモールフォワード(SF)よりも、パスを捌ける川崎ブレイブサンダースの辻なんかがいればもう少し違った展開を作れたんでは?
と思うわけです。
篠山とのコンビプレーも期待できますし。
なにせ、急増チームですから、そういう元々あるチームプレイが欲しかった(笑)

ちなみにフロント陣には、もうベテランすぎて、本来は頼りたくはないんやけど、S三河の桜木がやっぱ安定感も期待感もあったかなと。
特に今季は、大阪戦でやってくれましたからね、彼^^;
身をもって脅威を感じさせてもらいましたよ(笑)

もしくは、大阪エヴェッサの熊谷!
今回の招集では、最後の最後で選ばれなかったけど、彼も実はパスが上手い!
アイディアが良すぎて、大阪Eの他の選手が合わせられなかったり、通ってもシュートを決めれないのでアシスト数が伸びていないだけやとオレは思ってるんよね!
それでも、ここまで1.9本/Gのアシストを記録してるからね。
(ちなみに金丸は、1.1本/G)
ただ、勝負に対する執念や気迫を言動で表現するようなタイプではないのと、国際試合の経験が少ないのがマイナスポイントかな。
けど、選ばれなければ経験も積めないわけで、そこは宇都と同じように経験させてほしいと思う次第です。

怪我明けの古川や、残念ながら若いころのスピードが無くなってしまった竹内兄弟よりもね。

ちなみに、今季の第9節終了時点でのアシスト1位は宇都。
ラマスHCは、その数字も評価して最終メンバーに選んだんやと思うけど、自分が高さで有利な条件での数字やってことと、国内での得点力があるっていうイメージが外国にはなくて、釣れなかったのが誤算やったのかもね。
ただ、ビッグガードは、オレも日本代表に欲しいと思っていたので、今回は授業料を払ったってことで、今後も選んで欲しい逸材です!

想定以上に長々と書いてしまったが、この試合で対決したオーストラリアは、これでも真の代表じゃないからね^^;
NBA選手らが招集されていない国内リーグ在籍選手だけの代表チーム。
そこにこれだけの点差で負けてるってのが、ランキング差40オーバーを実感させられました。

だって、普通のピック&ロールやポップで、簡単にノーマークが出来るんやもん^^;
ここでも身体の大きさって、有利やなって思わされた^^;

ま、グチグチ言ってたって変わらない!
無いものは無いんやからしょうがねぇ!!

オレらが今持っているもので上に登ろうぜ!!!

2018年2月のHomeチャイニーズタイペイ戦、Awayフィリピン戦に向けて準備するのみ!!

ガンバレ!Akatsuki Five !!!

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