4スタンス練習実践
予定通り、先週の土曜日に、俺のメニューで半日練習してきた。
ところどころに、4スタンス理論を使って、ボールの扱い方、重心の下げ方などを指導したが、全体に説明するのが精一杯で、個々に指導できず、浸透させるまでにはいかなかった・・・っていうのが、率直な感想。
もちろん、個々のタイプチェックなどもしていない。
さて、あの指導を見ていた他のコーチが、どれだけ続けてくれるものだろうか。
万が一にも続けないやろうね(笑)
そういう人たちだから。
今回もマンツーマンの基本的なディフェンスの考え方だと俺が思っている、オフェンスの次の動きの予測、そして、それに対応するためのステイローとオフェンスとの位置関係。
これを割りと細かめに説明したが、普段、他のコーチ、特にメインのコーチは、『学習しろ』としか言わず、時折『膝が曲がってない』というくらい。
確かに間違いない。『学習』というのは、俺の言う予測も経験から培われるものが多いし、ステイローのためには膝が曲がらないと無理。
けど、それらを言い続けても、子供たちは理解出来ていないんやから、違う指導法が必要なんやと俺は思って今回も手を変え品を変え、メニューを作った。
出来ないことを教えてあげるのがティーチングの目的やと思うけど、あくまで子供がやるのを待つというスタイル。
それも悪くない。それこそ、本当の子供の成長やと思うから。
ただ・・・。
それをするなら、暖かく見守るのが筋ではないかと。
同じミスを繰り返す子達に、脅迫紛いの罵声を浴びせるようなのは、ティーチングではないと俺は思う。
怒鳴るなら、同じミスを繰り返さないよう教えて欲しいし、教えないなら怒鳴らず、指摘だけしてあげればいいと思う。
小学生に頭から怒鳴りつけて、恐怖心を植え付けて、バスケが楽しいのか? 上達するのか?
ホンマ疑問です。
単に、人としての叱り方としては、時に大声で、びびらすような言葉使いも、批難を受けるのを覚悟して言えば、俺はアリやと思ってる。
世の中の大人は、どんどん子供を甘やかす傾向にあるから、子供は平気で大人を舐めてかかり、社会で生活するうえで、自らが体験してきた正しいこと悪いことの分別を教えようとしても、聞く耳を持たない子達が、どれだけ多いことか。
そういう意味で、ある程度、理不尽な叱り方、怒り方ってのはアリやと思う。
けど、バスケを教えるのには、そんな叱り方、怒り方は必要ない。
百歩譲って、バスケを教えていく中で、ダレた態度や、危険な行為をした場合には、そういう引き締めは必要と思う。
特に技術を教える場合には、百害あって一利なしやと俺は思う。
俺がコーチを続けるあと数ヶ月。
そういうコーチにだけは、なりたくない。
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