めちゃイケのスペシャル

またまた、タイムリーではない話(笑)

先週末にめちゃイケのスペシャルがあって、めちゃモテからの視聴者としては感慨深く観た。
確かに、最近のめちゃイケは世間で話題になっているように、面白くない回が多くて、視聴率が下がるのも納得するところがある。
しかも、演者の人らがBPOだのPTAだのの圧力的な制約で「やりたいことが出来ない、TVがつまらなくなった」と嘆くような感じを出しているのが、俺的に余計つまらない。

そんな中、今回のスペシャルは、その演者さんたちがいう、やりたいことをやれていた時代に問題を起こし、所属事務所を解雇され、フリー芸人となっている山本氏の地上波復活がテーマ。

今までも時々、ドキュメンタリー的な演出で、楽しませてくれていためちゃイケやけど、今回は、さらにシリアスなタッチの演出。
基本、めちゃイケに関しては、ヤラセとまでは言わないが、ほとんどが演出やと思ってる(偶発的なハプニングは別として)ので、今回のレギュラー陣や山本氏の発言もどこまでが本人の言葉で、どこまでが脚本なのかは、正直わからないけども、たとえ演出だったとしても、涙が堪えきれないシーンがあった。

それは、山本氏がめちゃイケメンバーと再会し、おちゃらけた感じの山本氏に他のメンバーが違和感を覚えところから始まり、99の岡村さんが山本氏とボクシング(?)をしたあとに、相方の加藤さんが山本氏に今までの経緯を話し、山本氏をずっと支援してきた後輩芸人のロンドンブーツ1号2号の淳が言った言葉。
「今まで、俺、山本さんを支えすぎてたかもしれない、支え方を間違っていたかもしれない、すみません」
そう涙ながらに謝ったシーン。

淳くんは、SNSでバスケ関連の企画をしていたし、本人もバスケ経験者ということで、twitterをフォローしてることもあって、今までも事あるごとに、山本氏の復活を懇願してきた事も知っていたし、それを公言する事でいろんな所に敵を作ってきたという加藤さんの擁護の発言も本当のことやと思う。

そんな人生を賭けて慕ってくれる後輩や相方がいた山本氏がなんで、こんなに芸能界から干されていたのか、そこに俺は興味がある。

方や覚せい剤や盗撮などで執行猶予付きだとしても有罪が確定したタレントや歌手はいっぱい居るが、10年間も謹慎した人がいたやろうか?
山本氏は、事件自体は認めているものの、相手方とも示談が成立して、不起訴処分となっているわけで、そういう前科持ちの芸能人というわけでもない。
事件自体も、実は相手にはめられたんだとか、騙されていたんだとかというような説があるくらい、微妙なもの(真相はわからないけど)で、しかも不起訴ってことは、法律的には何の制約を受ける筋合いのものでないと思うんよね。
なのに、芸能界への復帰ができなかった山本氏。
これは、事件までの活動が認められていなかった、もしくは認めたくない人たちが沢山いたってことやないかな。

これは、完全に想像やけど、事件前の活動で、スタッフさんなどの裏方さんをないがしろにしていたとか、事件後に各方面に真剣に謝罪をしなかったとか、本当に真摯に反省した態度をしめさなかったとか。
その一端が、仏門修行からの逃亡やったんやなかろうか?
スペシャルの中で、よゐこの有野さんがその話題を振ったけど、口ごもって、言い訳ともとれるような発言をして、実際になぜ途中で辞めたのかは語らなかった。
おそらく、その修行も本人の発案でなく、やらされていたんやろうなと思うけど、それなら、同じくめちゃイケメンバーから外された三中くんのプロレスからのリタイアと同じやん!と思う。
そういう無責任な行動が復帰を遅らせたんだと思っている。
あー無責任な行動っていうのは、俺的に、世間といわず、仕事仲間にさえハッキリとその理由を説明できないような行動ということに、今回の場合はしておこうかな。
もう少し付け加えるなら、納得しきれずに受けたことでも周りが納得できない理由で途中で辞めるのは無責任と思われるって感じかな。

ともかく、山本氏はなんやかんやあっても、ずっと待ち続けてくれている相方、後輩、仲間が少なくともあの場には沢山いて、今、再び元の仕事に戻れるチャンスをもらえたってこと。
そこから、売れるか売れないかはわからないし、

山本氏の今回のスペシャルの言動が、俺本人としては、嫌いな人間の部類やったんで、正直さほど興味が無い。
って言うわりには、熱く語ってしまったが(笑)

同じ世代の男として、ちょっと許せないとこと、正直羨ましいと思えたんで、語ってしまいました。
俺は、こういう無責任な男にならないよう、自省も含めて教訓になった良い番組だったと思う。

0コメント

  • 1000 / 1000

バスケと酒と仕事と家族

好きなこと 仕事の愚痴  思ったことを ツラツラと・・・