選挙の投票率の話
H28(2016)年7月10日に参院選があったよね。
で、うちの職場でも翌月曜日に、ちらほらと投票に行ったか?って話題が出てた。
全員に聞いたわけではないけど、若い世代(20~30代)は、ほとんど行ってなかった。
俺は今40代やけど、やっぱり20代の頃は、用事優先で、行かなかった選挙が何回かあった。
けど、20歳くらいのときは、確か、今みたいに期日前投票がレジャーや旅行などでは、簡単に投票ができない不在者投票とかいう制度やったってこともある。
それ以外は、行くつもりやったのに、仕事が予定より延びて投票時間内に間に合わなかったことが1回あった気がするが、それ以外は、国政選挙はもちろん、自治体の首長、議会議員選挙も含めて、全て投票している。
最初の頃は、白紙投票が多かったけど(笑)
今ほどインターネットも普及していなかったから、候補者の情報がほぼ新聞と政見放送くらいに限られてて、決め手がなかったんよね。
知り合いが立候補したこともないし、支持政党もなかったし。
アンチ政党はずっとあるけど(笑)
そんなもんで、30代くらいから、年下や同年代が選挙に行かないみたいな話を聞くと、説教じみた感じで、行くように説得する方の部類やと思ってる。
ただ、俺自身、それほど政治に詳しいわけではなく、誰かに俺自身がそう教育されてきたわけでもないけど、選挙に行かなきゃ!と思ったキッカケがあっただけ。
そのキッカケっていうのは、外国の選挙の報道やった。
どれくらい前やったか、どこの国だったかも覚えてないけど、確かそこの国内は内乱状態だったか、それに近い状況で、政権交代を貧民層から一般世帯(以下貧民層)が強く望んでいたような選挙だったと記憶している。
しかし、その選挙では貧民層が擁立したんだか支持していた候補者が、なんらかの制限で立候補できなかったんやったか、無理やり選挙法違反で逮捕されたんだかみたいな、これも曖昧な記憶なんやけど、とにかく投票できる対象の候補者が貧民層が望んでいない人ばかりになってしまったはず。
そこで、貧民層の人たちが取った行動が、白紙投票ってやつで、候補者の得票数より無効投票を多くすることで、その選挙をやり直しさせよう(実際やり直しが可能だったかは覚えてない^^;)としていたんよね。
これって、投票を棄権していたら、自分たちが支持していない、もしくは当選させたくない候補者がそのまま当選してしまうってのを阻止できないって考えから。
それで、白紙投票と投票棄権とでは、天と地ほどの差があることに気付かされて、俺は、支持する候補、政党がなくても必ず選挙に行くようになったわけ。
そういう話を、ちょくちょく選挙に行かない人間を見かけてはしていて、「誰に入れても変わらん」とか「誰に入れたらいいかわからん」って奴らには、それに共感して選挙に行くようになった奴らも何人かはいるんやけど、まだまだ棄権するほうが、俺の周りでは多い。
で、この前の選挙前の特番、テレビ東京系でやってた池上さんのヤツで、「投票権は権利でなく、義務だ」とおっしゃっているインタビューを聞いて、それももっともだと思った。
現にブラジルや他の外国では義務化し、罰則がある国もあるみたいやし。
ただ、日本は制度としては義務化されていないので、それを力説しても、今、投票権を放棄している奴らには響かないかなぁとも思う。
で、思ったのが投票率っていう数字。
今回の参院選では、全体で54.70%
めっちゃ低いよなぁ。
しかも、選挙権が18歳に引き下げられて初めての国政選挙やというのに。
とくに19歳は、39.66%という低さ。
ただでさえ、人口分布は逆ピラミッドになってきて、若年層の人口が少ないのに、さらにその投票率が低いってことは、投票者数が、めっちゃ少ないってことやん?
それって、すごくバカなことしてるように思うんよね。
だって、選挙制度を法律化している議員さんたち、特に与党の自民党なんかの大きい政党やと、組織票がたくさんあるから、当選者数が多いってとこがあると思うんよね。
ってことは、特に支持政党がなく、今、投票を棄権している人たちが、大勢投票して投票率が上昇すると、組織票の割合が下がって当選できなくなる可能性が高くなるって事態になるはず。
そんな自分の首を絞めるようなこと、政治屋さんがするわけないやんって思うわけ。
口では投票率をもっと上げたい!ってことを声高にいう人がいても、本音はどうかわからない。
中には、本当に投票率を上げなきゃ!って思ってる人(特に組織票も議席数も少ない野党とか、無所属の人)はいると思うが、ほとんどの人は、無党派層に投票してほしくないやろ・・・と思う。
政治屋さんたちが、投票率を気にするのは低いことを気にしているんやなく、どの世代、性別、地域の投票数が多いかってのを気にしてるんやと思うんよね。
その層にウケの良い政策を選挙前にアピールすれば、組織票+無党派層の票を集めれて、当選する確率が上がるわけやから。
だから、「誰に投票しても自分の生活が変わらん」とか「政策とか調べるのめんどくさい」っていう理由で投票していないヤツで、今の自分の生活に不満があるヤツこそ、白紙でも良いから投票に行くべきなんよね。
その票の割合が大きくなっていけば、政治屋さんたちは、きっとその層のためのウケの良い政策をアピールしてくれるから。
自分の生活を今より楽にしたい!と思うなら、周りの同じような状況のヤツを巻き込んで、投票に行くことが大事!!ってことやと思う!
だから、選挙に行くのは大事!って思う!
以上、バスケ以上にシロート考えの、ほぼテレビの受け売りでした!!(笑)
けど、こんな記事でも、投票に行ったことがないっていうような人が共感してくれて、投票に行ってくれたら嬉しいなw
用語とか制度とか、間違った解釈で書いてたらすみません^^;
ちなみに、政治屋さんたちは、選挙前と当選後では、違う事を平気でしちゃう人たちがいます。
自分が投票した候補や、投票するか悩んだ候補や政党が、選挙後に公約やマニフェストをどれだけ実現させたかってのをチェックすれば、次の投票の時に参考になるとも思ってます!
そうしたら、今より少し、政治にも興味が出るっていうか、俺は出たんで、おすすめします!
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